null出版者の観測

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ローソンはもうこのデザインやめなよ、せんべいしけっちゃってるよ(8. やってはいけないデザイン編)

先月の話で恐縮ですが、ふだんあまり行かない田舎のローソン店舗に、食べきりサイズの歌舞伎揚を買いに行ったら、なかなか見つかりません。これが「商品が見つからない/中身がわからない」という、悪評デザインのPBブランドなのね。

誰がこれをふだん食べてる歌舞伎揚だと認識できるのか?

それでも歌舞伎揚が食べたかったので、意地でも探して買って食べたら、微妙に湿気っています。9月30日の時点で、賞味期限が11月3日と短い。そこでこれ売れ残りなんじゃないかと思って、次の日、他のローソン店舗に同商品の賞味期限を調べにいきましたよ。

そしたら、12月10日くらいのものがほとんどです。あきらかに、わたしが買った歌舞伎揚は、回転しないまま棚にあった売れ残りです。

コンビニは高回転商売なのに、売れずに不良在庫とかありえない。ローソンは高名なデザイン事務所にPB商品の刷新を依頼したものの、みごとに失敗してますね。

やってはいけないデザイン

やってはいけないデザイン

デザインがマーケティングを台無しにしてしまうことはよくありますが、編集デザインにおいても同様です。

わたしは、写真の上に文字ノセするのがものすごく嫌い! 毛抜き合わせで精度が出なくて写真を汚すし、下地写真のコントラストが強いと、境界でノセからヌキに変わるので、連続して読めなくなります。

その他にも、

  • IR向け会社案内の表紙が、業務に関係のないイメージ写真であやしく見える*1
  • こどもや老人むけの行政案内のチラシ見出しがナール書体で、やさしさを、はき違えている*2
  • 見開きの真ん中に人物が配置されていて、頁を開くと寄生獣のように見えて怖い*3
  • メールなのに日付や肩書部分が右ゾロエで公文書のようにダサい*4
  • 印刷物まで本文フォントがゴシック系で醜い、読みずらい*5

のように、虫酸の走るデザイン制作物はいろいろあります。編集的には「読者のほうを向いていない」ってことなんだけど、そういうクリエイティブワークでの意識の低さが、結果的にローソンのせんべいを、しけらせている、という事実。

*1:いかがでしたかブログでもよくある。変な仕草の外人や、痛い風景が登場する

*2:丸文字フォント。80年代に流行ったが、いま使うと、人をばかにしているように感じる

*3:製本すると人が左右頁にナキワカレ

*4:今はビジネスレターでもノーインデント/フルブロックスタイルにしないとナメられる

*5:印刷物ではゴシは見出しやキャプションにしか使わない